今日「劔岳 点の記」の木村大作監督の
3時間のトークショーに行ってきました。
事前応募で当たってから「劔岳」を見に行ったのですが、
実は面白くなかったので少し疑心暗鬼でした。
まず出だしの20分くらい、
多分、過去にテレビで放映された「情熱大陸」が上映されて
(「劔岳」の撮影を密着取材した時のもの)、
なんでトークを聴きに来てるのにこんなものを見せられるんだと思ったけど、
映画本編よりもこっちの撮影風景の方が面白かったです。
そのあと、木村監督が登場。
映画に反してご本人はとても面白い方で、あっという間に引き込まれて、
あっという間に終わってしまいました。
いなくなったステージがちょっと寂しく見えたなあ。
ステージの上で彼は燃えていて、「劔岳」は全て完璧に自由に
自分のやりたいように作った自主映画だと言っていて、それを聞いて
ものすごく納得しました(映画を見てそういう感じがしていたので)。
現場はその時の監督の気分で台詞を変えたりして台本もなかったらしいです。
自由すぎて浅野忠信が途中で2回、完璧に切れたらしい。
監督は、「自由」とは、何者も恐れず何者にもとらわれず
自分の信じる道を進んでいくことなんだと言ってました。
そんな話を聴きながら、「劔岳」は、映画ではなく木村大作が自分自身を
表現している映像作品なんだと、「劔岳 点の記」という映画に関して
自分の中で総括出来たのですっきりしました。
帰り、出口で一人一人に握手している木村監督の人柄も
好きになってしまったし。
「劔岳」のドキュメンタリー映画が出来ているそうで
11月から公開されるそうです。
絶対映画本編より面白いので是非見にいこうと思っています。