個展「さくらの花、咲いた日に」無事終了しました。
どうもありがとうございました。
無事に咲いた桜をたくさんの方に見ていただけて良かったです。
約1万個の花を付けた桜の木。
角度や光によって表情も変わりますね。
木の下に映る影も良い感じです。
とにかく、無事に完成してお披露目する事ができて良かったです。
完成というか、まだ少し花を増やすかもしれませんが。笑
5年くらいかかってここまで来ましたが、
ことわざにある「雨だれ石を穿つ」という感じです。
手塚治虫の何かの漫画で出てきた雨だれで石の彫刻をする
お寺の住職をいつも思い出しますが、
その住職は雨だれを石に当てて十数年かけて一つの彫刻作品を
作っていました。
変化やスピードの速い現代で時間をかけてこういう作品を作っていると、
こんなことしてて意味があるのかなと思ったりする事もあります。
ですがコツコツと諦めずにやり続けて何かを達成するという事は
人が生きる中で何かとても意味がある事ではないかと思うので、
これからも続けていくつもりです。
他にも近年の作品を展示。
紙で作った砂やクローバー、芝生、畳なども桜の木と同じですね。
こうやって振り返ってみると自分の作品の本質が
見えてくるような気がします。
ボックスフレーム内にも作品を。
ミュージシャンの人形は今見てもなかなか良い出来ですね。
楽器の造形もうまくできています。
車イスはこれから色々作っていきたいです。
馬の造形は見る目が厳しい方にも褒められて嬉しかったです。
逆の乗馬している人の姿勢がイマイチという評価でした。
他にも人物の造形や撮影の事などを真面目に批評をしていただき、
勉強になりました。
15年ぶりくらいに再会したチェブラーシカ。
知り合いのチェブ好きな方にプレゼントしたものです。
桜と一緒に撮影したいという事で持ってきてもらいましたが
カエルの足が取れていたので修理するために預かりました。
チェブの物語風に言うと、
<今回お花見をしにやってきましたが、カエルが足を怪我して
しまったので治療するために一旦入院する事になりました。>
上海から見に来てくれた方がプレゼントしてくれた桜の刺繍。
丁寧に作られていて、見ていると嬉しく、暖かい気持ちになります。
大きなパワーをもらいました。
遠くから本当にどうもありがとうございました。
久しぶりの個展で色々考えましたが、
営業活動的な経済的な事は置いておいて、
きちんと展示して自分が作ったものを見返すのは大事だと思いました。
作っている最中でも出来上がってから少し見直す時間があると
より良く仕上げられるのと同じですね。
自分の作品の芯のようなものにも気付けて良かったです。
今回の展示を振り返りつつ、
次に向けて制作活動を頑張っていきたいと思います。
見に来ていただいた皆様には本当に感謝しかありません。
どうもありがとうございました。
これからも頑張ります!